メキシコとLGBT

メキシコでのLGBT

メキシコでは2009年にラテンアメリカの国では初めて、首都のメキシコシティ州で同性婚が合法化されました。その後各州でも合法化が進み、現在32州のうち18州で同性婚が合法化されています。

首都のメキシコティでは、毎年6月最終土曜日に「プライド・パレード」が行われています。1978年から始まったこのパレードは40年以上の歴史があります。2020年は、コロナウィルスの影響で外でのパレードは行われなかったものの、バーチャルイベントという形で実施されました。

都会のメキシコシティではゲイタウンがあったり、比較的受け入れられているセクシュアルマイノリティーですが、保守的な地方や、年配の方の中には差別意識が根強く残っているのも事実です。

観光地のカンクンでは稀ではありますが、同性同士と思われるカップルがいたり、外国人の同性カップルがバケーションを楽しんでいる様子が見られます。

ウェディングでの様子
(左:アルマさん、右:オルキディアさん)

LGBTカップル生の声

メキシコシティで結婚し、共に暮らしている
アルマさん&オルキディアさん。
性自覚の芽生えから、お互いの魅力、日本のLGBTカップルの方へのメッセージなど、たくさんのお話を聞かせて貰いました!

―自覚したのはいつ頃から?

女性と一緒に暮らしたり、女性を好きになったり、ということは想像もしていなかったなぁ。私はもともと男性と結婚していたんだけど、ある日、オフィスで出会った女性と恋に落ち、25年間続いていた結婚生活にピリオドを打つことになったの。でも、社会的重圧、世間体、家族からの反対にも負け、彼女との関係を終わらせる結果になってしまったわ。その後は、また男性との人生を作り直そうと努力してみたんだけど、もう心は女性へと向いていたな。

私は自分がバイセクシュアルだということを幼い頃から感じていたの。23歳の時、男性と結婚したんだけど、性格の不一致で破局。それから、女性と関係を築きたいと思うようになっていったわ。

―お互いの魅力を感じた時

特別な瞬間というものは無かったと思うんだけど、“彼女の全て”に美しさを感じたわ。内面の美しさ、素晴らしい性格、思いやり、全てと相性が良かったの。オルキ(オルキディアさん)に会うたび、彼女と恋に落ちていったわ。そして、彼女が人生を共に過ごしていき一緒に歳を取っていく人なんだ、と確信したの。

彼女はいつも笑わせてくれるんだよ!よく読書をしているところも尊敬しているわ。そして、彼女の勇気にはいつも感心してるの。とても勤勉で、彼女の娘への愛情深さはとても美しいわ。

仲睦まじい2人。お互いを愛する気持ちが伝わってきます。

―2人にとって愛とは?

相手があなたを愛するようにあなたも相手を愛し、相手の過ちを許し、エゴではなく心から話をする。謙虚になり、喧嘩をして相手がどんなに怒っていても愛することよ。

人生は一度きり。後悔なく生きることね。

―日本のLGBTカップルへ

あなたのパートナーを誇りに思うことを忘れないで。そして“Loyalty”お互いに忠実であり続けること。あとは笑顔ね!

世の中、まだまだ受け入れてくれないことが現実。でも、メキシコ、日本、世界のどこにいても、世間体に耐えられる精神力が必要。「強くいなきゃ!」と日本のみんなにエールを送るわ。

第三の性「ムシェ」

「ムシェ(Muxe)」とは、主にオアハカ州に住んでいる先住民・サポテカ族の社会で伝統的に認知されている女装した男性のことです。

ムシェがいるコミュニティでは、肉体的な性別にとらわれない独自の性自認の慣習があり、身体は男性であっても女性として生きることを選ぶ人も多く、その人々が「ムシェ」と呼ばれています。

ムシェの方は自身の性を、男でも女でもない「第三の性」と呼ぶこともあります。また、男装する女性は「マリマチャ」と呼ばれ、サポテカ社会では昔から認知された存在でした。ただ、オアハカ州では比較的知られているものの、メキシコ全土での認知度はまだ高くない面もあります。

そんなムシェのひとりである、エストレヤ・バスケスさんが2019年12月号の『VOGUE』のメキシコ版とイギリス版で、表紙を飾りました。120年の歴史を持つ『VOGUE』誌でこのような方が表紙に選ばれるのは初めてのことで、メキシコの多様性を表現していると話題になりました。

LGBTとレインボーカラー

LGBTの権利や社会運動を象徴するレインボーフラッグ。今では世界的に認知されるようになりました。

このデザインは1976年にサンフランシスコのアーティスト、ギルバート・ベイカーが最初にデザインしたもので、各色に以下の意味があり当初は8色でした。

  • ピンク:性
  • レッド:生命
  • オレンジ:癒し
  • イエロー:太陽
  • グリーン:自然
  • ターコイズ:神秘、芸術
  • ネイビー:平穏、調和
  • パープル:精神

制作を依頼したのは、アメリカで初めてゲイを公表して当選した市会議員、ハーヴェイ・ミルク。(1978年に同僚議員に射殺されてしまった同氏の伝記映画は、2008年にショーン・ペン主演で制作され、アカデミー賞の主演男優賞と脚本賞を受賞しました)

その後、印刷技術や掲示場所の都合で色が想定通りに出なかったことなどにより、ピンクとターコイズが抜かれ、6色となった経緯があります。

そんな歴史あるレインボーカラーがメキシコで見られる場所はこちら!

ISLA MUJERES

カラフルな建物が立ち並ぶイスラ・ムヘーレスは、カンクンのホテルゾーンからフェリーで30分程のカリブ海に浮かぶ島です。
白い砂浜と、通年キレイなカリブブルーの海とのコントラストが素敵なビーチがあります。
中心街はレストランやお土産屋が並び、どこかのんびりした雰囲気を楽しむことができるでしょう。
街のミニバーもレインボーカラーだったり、ちょっと裏道に入るとレトロな雰囲気の風景があったり、フォトジェニックな写真撮影にぴったり!

PLAYA DEL CARMEN 5TH AVENUE

プラヤ・デル・カルメンはカンクンのダウンタウンから車で1時間程で行ける、おしゃれな街です。
ヨーロッパから移ってきた人が多く住んでいることもあり、ユニークなブティックショップ、大きいレストランやクラブから個人経営のレストランまで、様々なお店が連なっています。ここの港からコスメル島へのフェリーが出ていて、コスメル島とセットで遊びに来る人が多いです。
所々にあるカラフルなフラッグが印象的な歩行者天国の5th Avenue【五番街】では、アイスを食べながら街歩きを楽しみましょう♪

MEXICO CITY

毎年プライド・パレードが行われているメキシコシティでは、パレードの期間、横断歩道をレインボーカラーに染めています。アラメダ・セントラル公園側の横断歩道が写真スポットとして知られています。

またソナロサ地区(Zona Rosa)やコンデサ地区(Condesa)がゲイタウン、またはゲイの方々が比較的多く住んでいるエリアとして知られています。

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